東洋書林

醜の歴史

著編者:	ｳﾝﾍﾞﾙﾄ･ｴｰｺ編著
訳者:	川野美也子訳
ISBN:	9784887217690
価格(税込):	\8,800
判頁:	Ｂ5変型判/454頁
刊行:	2009年10月
分類:	リファレンス
在庫:	在庫なし

現代の「知の巨人」エーコが、絵画や彫刻、映画、文学など諸芸術における暗黒、怪奇、魔物、逸脱、異形といった、恐ろしくぞっとするものを徹底的に探求。本書は世界的に好評を博した『美の歴史』の手法により、「醜」の多様性と傾向を明らかにする。なぜ我々は死、病、欠陥を恐れるのだろうか？はたまた醜さが持つ磁石のような魅力はいったい何に由来するのだろう。ミルトンのサンタから、ゲーテのメフィストフェレスまで、魔術と中世の拷問から、殉教、隠者まで、神話上怪物から、悪夢、食人鬼、デカダンス、あるいはキャンプ、キッチュ、パンク、さらには現代美術まで、実に興味深い構成とトピックにより議論が展開される。これらのテーマの広がりと豊かさ、そして編者の着眼と洞察に読者はきっと驚き、感銘することだろう。